万願寺進学教室 ~日野市の学習塾~
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「講師のつぶやき」~指導に関する考え方~

「どのようなカリキュラムですか?」「指導教科は何ですか?」「料金体系は?」「授業のコマ割りはどのようになってますか?」などなどの質問を受けます。

 HPやパンフレットには記載がありますが、文面からだけではイメージが掴みづらいところがあると思います(ざっくりしているなぁという印象もあると思います)

 せっかくの小さな個人塾なので、当教室での指導に関して、私個人の考え方を書いておきます。何となくでもイメージを掴んで頂ければ幸いです。

※時々更新。思いついたことをつらつらと書いているので、特にまとまりもありません。

【指導の考え方についてのつぶやき】~せっかくの個人塾なので~

当教室を飲食店で例えるなら、「レシピとメニューがしっかりしており、一定の品質のものを安定して提供できるチェーン店」ではなく「基本レシピはあるものの、その時の季節や素材に合わせて調理法やメニューを変える小料理店」のようなイメージでしょうか。

 

 「食材(教材)をレシピ(カリキュラム)に合わせて調理(指導)し、お客さん(生徒)に提供します。しかし、お客さんにも好みがあったり(生徒個々の学習状況)季節によって旬の素材が変わったり(時期に応じた重要単元)します。そこを、料理人(講師)が、ベースのレシピから少し離れおいしく調理する(柔軟に対応する)」

【教材についてつぶやき】

塾用の教材で有名な「育伸社」の教材をメインで使います。どれも素晴らしい教材ですが、どのような教材にも長所・短所があります。

 

■小学生のメイン教材は「ほーぷ」という教材です

≪長所≫

きちんとこなすことが出来れば、公立小学校で習得すべき内容は完璧と言っていいと思います(学校のテストで100点を目指す!)また、国語は記述問題が多く、小手先の解法テクニックよりきちんとした読解力、記述力を身につけられます。都立中受験を考えている3~5年生のベース作りにも適していると思います。

≪短所≫

都立中受験のためには、さらなる高難易度の問題や理社の知識、記述対策、融合問題など必要になりますので、都立中受験をする6年生には違う教材を選択します。また、この教材は私立中の受験を想定していないので、私立中受験者は別の教材を選択します。

 

言い換えれば、中学受験をせず公立中に進学する生徒や、ゆくゆくは都立中受験を考えている小学校中学年には最適のテキストです。

 

 

■中学生のメイン教材は「シリウス」という教材です。

≪長所≫

この教材は、塾の業界では非常に有名かつ高評価の教材です。きちんとこなすことが出来れば、学校内容はもちろん、入試対応力までつけることが可能な、万能で優秀なテキストです。

≪短所≫

扱っていく上での注意点が2点あります。

一つは、「どれだけ教材の栄養分を吸収できるか」ということ。ただこなすだけでなく、きちんと理解し、自分の血肉にしていくことが大切になります。ボリュームもあるので、すべてをやり切るのは結構大変です。英語などはテキストを繰り返し2周したい!

もう一つは、一般的な偏差値60を超えるような学校や、都立自校作成問題には対応しきれないこともあること(高難易度の入試問題までをカバーしてはいない)この場合は、より上位の「シリウス発展編」があります。

 

まとめれば、「万能なテキストなので、信じてしっかり使いきることが大切」「高難易度の入試問題を見据えると、より上位のテキストでないと届かない部分がある」

【カリキュラム】

基本カリキュラムは、学校の進度より塾の進度が先行する形になります。

■非受験学年

→学校の進度より1~2単元先を進むイメージ

■受験学年

→およそ半年で学校内容の単元学習を終え、残り半年で受験対策のための総合問題を解くイメージ

 

カリキュラムという枠組みがあるお陰で、保護者の方も安心し、指導する側も大きく内容を逸脱することが防げます。ただし、カリキュラムはあくまで目安と考えています。

ちなみに、以前勤めていた塾では教務主任として塾全体の学習カリキュラムを作成していたことがあります。ここだけの話ですが、作成した本人である私がカリキュラムを逸脱して指導していたことが多々ありました…。複数教室&多数の講師がいる塾のカリキュラムはどうしても一般化せざるを得ないし、言葉ではうまく表せない「指導感覚」の部分はカリキュラム化するのが困難だったのです。

 

【コマ割り】

「1コマ50分、1日あたり英語50分&数学50分の2コマ」のように、ある程度きっちりとした枠組みがあった方がダラダラせず緊張感を保てる。コマ当たりの内容を濃くできるというメリットがあると思います。同時に、保護者の方も料金体系や指導内容のイメージがつかみやすいと思います。

 しかし、実際に指導していると「ここだけはどうしても時間が欲しい」というときもあったりします。また、教科や単元によっても「今月のこの単元は時間が欲しい」というとき(またはその逆)があったりもします。

 また、これも一つの、かなり昔のエピソードですが…

以前の塾で、土日に補習で生徒を集めてガンガン速習や入試対策をしたことがありました。

やがて、会社として「これをきちんと講座の形にする」ことになりました。会社として考えれば至極まっとうな方向性です。しかし、枠組みが出来てしまうことで、かえって思い切った速習や、その生徒にやりたかったことが出来ない事態になりました。そんな経験があります。

 ある程度の枠組みはありながら、枠組みにとらわれすぎない。そんなざっくりした部分を大事にしたいとも考えています。

 

【受講パターン】

A君は英語を受講しているけど、B君は英語を受講していない。

A君は4コマ受講しているけれど、B君は2コマの受講をしている。

そういった状況が生まれると、指導する側としては不完全燃焼になってしまうことがあります。

当教室が、オプション受講などを極力排し、シンプルに1つのコースにしているのはそのためです。

【小学生・中学生別指導の目標】

≪小学生≫

小学生の学習で最も大事なことは「頭を鍛えること」だと考えています。

比喩になりますが「水槽(頭)に水(知識)を注ぐことを学習とすると、大学受験の学習はどれだけ水を注げるか、小学生はどれだけ水槽を大きくできるか、中学生の学習はその中間」と表現したりします。

頭を鍛えるということを指導に落とし込むと、「一問一問をじっくり解く」「ヒントを与えすぎない」「遠回りな解き方をしていても見守る」「間違えていてもすぐ教えず間違えさせる」「実際に手を動かして図や式を書かせる」「繰り返し何度も文章を読ませる」などなど、こういったことを大事にしたいなぁと考えています。

 

小学生は、大人のように上手く論理を説明できないだけで、彼らの頭の中ではきちんと理屈があったりします。それを大人が無理に型にはめてしまったり、すぐに楽な解き方を教えてしまうと、かえって思考することを放棄するという悪い癖がつくことにもなります。逆に、訓練していくと、大人が驚くような成長や考え方をするのは小学生の指導の楽しみでもあります!

 

例えば…

「植木算」という考え方があります。植木を5つ横に並べると、間の数は4つになるという話です。

テキストなどにはよく「植木の数ー1=間の数」というように公式が書かれています。

私が教えるときには、最初は公式を教えずに、ひたすら図を書き、一緒に数えます。植木を10個にしたらどうなるか、植木を20個にしたらどうなるか…実際に書いて、目で見ることで具体化します。そうすることで、理解が深まると思ってますし、「こんなに何本も書くのは面倒だなぁ…もっといい方法ないかなぁ」と生徒が思えばしめたものです!

 

 

≪中学生≫

中学生の学習で最も大事なことは「目標設定すること」だと考えています。

「分かると楽しい」だった小学生に比べると「めんどくさい」が増えるのも中学生。

中学生で重要なのは、短期・中期・長期の目標を作り、どうすれば目標に近づけるかを考えていくことだと考えています。受け身でなく、自ら積極的に取り組むことで学習の効果は何倍にもなります。いかにこのような状態を作ってあげられるかがとても大事と考えます。

…とここまで書いて「そんなに上手くいかない」と保護者や生徒に言われてしまいそうです。はい、その通りで、そんなに上手くいきません。だからこそ、トライする価値がありますよね!

 

例えば…

まず、分かりやすい例として「定期テスト」があります。

定期テストの目標を決める→計画を立てる→結果を振り返る→反省を生かして次につなげる

いわゆる「PDCAサイクル」です!これ重要ですね!

 

本格的に受験を意識し始めた中3生などには、こんな話もします。

 

生徒A「先生、僕、前回の英語が70点だったから、今度の定期テストは75点を目標にする」

私「よし、今度は頑張ろう!ところで、A君の志望校って〇〇高校だよね?」

生徒A「はい、目標は〇〇高校。いけたらいいなぁ~と思ってます」

私「〇〇高校に合格するためには、内申(学校の成績)どのくらい必要か知ってる?」

生徒A「前にオール4くらい必要って調べました」

私「だよね。75点取ったら、4になるかな??」

生徒A「微妙…3かも。。。」

私「だとすると、目標が間違えてるよね!4になるには80点は必要なんじゃないかな」

 

長期の目標(志望校)が出来ると、短期・中期の目標に落とし込むことが出来ます。

他にも、「検定取得を目指す」「実力模試で偏差値~取りたい」などいくらでも目標設定の機会はあります。

 

もう10年以上前に指導した生徒が、高校受験終了後に言っていた言葉が非常に印象に残っています。

「小さな目標を立てて、それをクリアする方法を考える。そうしてクリアしたら次の目標を立てる。そういうのがとても楽しかった」

ちなみにこの生徒は英語が苦手で、どうやって出来るようにしようかとあれこれと相談したことを非常によく覚えています。バレーボール部の部長で、中3の夏まではバレーボール一色の生活の生徒でした。グングン学力がついて、結果、受験校全勝でした。今ではお医者さんです。

 

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東京都日野市万願寺6-1-16

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午後3時~7時

(火曜・日曜除く)

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