前回紹介した「ビーカー図」は、中学数学でも見かける図だと思います。
そこで今回紹介するのは「面積図」です。
これは、≪The 中学受験≫な解き方ですので、一般的には教わらないと思います。
「算数って面白いな~」と思っていただけたら幸いです!
【問題】※前回と同様の問題です。
4%の食塩水200gと9%の食塩水300gを混ぜると、濃さは何%になるでしょうか?
【解答】
「面積図」は文字通り、長方形の面積を利用して解く方法です。
ただ、今回のブログで詳細を説明するのは難しいので、ザックリと説明を…
濃い食塩水と薄い食塩水を混ぜると、ちょうどその間の濃さの液体が出来上がります。原液のジュースを水で薄めて、飲み頃の濃さにするイメージですかね。
面積図では、長方形の縦に濃度(%)、横に重さ(g)を書きます。
混ざるとお互いの濃度のちょうど間で均一に混合されます。
それを下の図では、アの部分(濃い)がちょうどイの部分(薄い)に混ざり、均一になっていると考えます。そうすると、アの面積=イの面積と考えることが出来ます。
同じ面積の長方形同士があります(アとイ)、仮にお互いの面積を1とします。
横の長さの比が300:200=3:2
ならば、縦の長さの比は
1/3:1/2(面積÷横の長さ)=2:3となります(これを「逆比」と呼びます)
後は、縦の辺を数直線に見立て、比を書き込んで解いていきます。
ちなみに、今回は比を使って解きましたが、比を使わずに面積図で解くことも出来ます。
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