特に受験生は、2学期からは模擬テストを受けることが増えると思います。
よく生徒や保護者の方から「テストを受けたらどうすればいいですか?」と聞かれます。
模試などを受けることの意味は、
①現在地の確認、志望校の検討材料
②本番に近い環境でテスト慣れをする
はもちろんですが、
③テスト結果をこれからの学習に生かす
ということがとても大切です。
どうしても、「偏差値」や「志望校判定&合格可能性」に目が行きますが、それだけでは折角のテストがもったいないです。
参考に、私が良くやっている「テストを受けたらやるべきこと」をいくつか書いておきます!
■まずは、直しをしっかりやろう!
⇒特に、英数国などに関しては、解答を見ずにもう一度解いてみることをおススメします。すぐに直せた問題は、「今の自分の力を上手に発揮出れば解ける問題」と言えます。そうすると、いかに本番に力を発揮するか?という課題になります。これは、例えば時間配分やミスを減らすことで防げる可能性があります。
⇒逆に、自力で直せない問題は、「今の自分の力より上の問題」と言えます。そうすると、「ここからの学習で、この問題を解く力を付けるにはどうしたらいいか?」という、今後の学習指針となります。
■どの分野が出来なかったか把握しよう!
⇒特に理科社会などは、単元のムラや穴を無くしていくことが得点力アップにつながります。というのも、理社に関しては、ほぼ全ての受験生にとって「都立高校入試問題」という共通で明確なゴールがあります。つまり、そこに向けて必要な学習をしていけばいいということになります。
例えば…社会のテスト結果で、「地理」と「歴史」のどちらの方が間違えが多いか?その中でも、「特定の地域」や「特定の時代」が弱点になっていないか?を確認します。
その上で、テキストや問題集でその分野を学習することで、得点のアップが期待できます。
ちなみに、「得意を伸ばす」か「苦手を埋める」かどちらが良いかも聞かれますが、原則は「苦手を埋める」です!
※なぜなら、多くの場合、苦手なものほど得点の伸びる余地が大きいからです!